組み込み系の将来性は?現役エンジニアが解説【就職・転職希望者向け】

こんにちは組み込みエンジニアのtomozoです。

 

今回は、組み込み系の将来性について解説します。

 

  • 組み込み系で働いてみたいけど将来性ってどうなんだろう
  • 組み込み系を選んで失敗しないかな

って悩んでいる人向けの記事です。

 

将来性のない業界に就職すると

  • 楽しくない、仕事がつまらなくなる
  • 全体的に雰囲気が暗い
  • 給料が上がらない
  • 新しい人が入ってこない

といった状況になってしまいます。

 

逆に将来性のある業界に就職すれば

  • 毎日やりがいを感じられる
  • 人に喜ばれる
  • 給料が上がる

といった良い環境になり、充実・安定した毎日を送れるようになります。

そうすれば、自己成長もできて、より好条件を得られる可能性もでてきますよ。

 

この記事を読めば

  • 組み込み系の将来性はどうなのか
  • 組み込み系は新しいことに挑戦できる業界であること
  • 既存組み込み機器の長期保守も大事な仕事

が分かるようになります。

 

それではさっそく解説していきます。

 

組み込み系の将来性はある?

結論から言えば、組み込み系は将来性があります

 

組み込み系と一言で言っても色々な業界があります

こちらの記事で組み込み系の色々な業界について解説しています。

組み込み業界・企業/3つの課題と5つのポイント【志願者必見】

どの業界の製品も生活に必要なモノであり、

技術の進歩・流行とともに形を変えて進化しています。

 

新しい会社も出てきて、既存の会社と競争しながら

組み込み系業界全体としては成長し、将来性はあります

 

理由は、以下の通りです。

  • 既存組み込み機器がネットにつながり進化
  • 技術革新により既存の組み込み機器が新しく生まれ変わる
  • 今までにない技術で新しい商品が生み出される

既存組み込み機器がネットにつながり進化

総務省のデータでは

IoT(Internet Of Things/モノのインターネット)でつながる機器の台数は急増し、

2021年には約447億台にのぼると推計されています。

 

身の回りを見てもスマホ・自動車・家電など

当たり前のようにインターネットにつながっていますね。

これからも右肩上がりで増えていき、

今後は産業用途で増えると予想されています。

 

世の中はどんどんデジタル化が進んでいて、

今まではアナログだったことがデジタルになっています。

 

今後も数多くの組み込み機器がネットワークでつながる世の中

になっていくでしょう。

技術革新により既存の組み込み機器・商品が新しく生まれ変わる

新しい技術やデバイスにより既存の組み込み機器・商品が

新しく生まれ変わっています。

 

例えば

  • 車のメーターは針だったものが液晶表示
  • 紙の掲示から液晶のサイネージディスプレイ

などです。

 

より快適で便利なモノは陰で組み込み業界・エンジニアが支えています

特に組み込みソフトウェアの対応範囲は広がる一方です。

今までにない技術で新しい商品が生み出される

毎年、新しい商品が次々と生み出されていますが、

今後人の価値は「モノ」から体験やサービスいわゆる「コト」に

移っていくと言われています。

 

例えば

  • バーチャルの世界を体験できるVRゴーグル
  • 移動をより快適にする自動運転自動車

などです。

 

ほんの一例ですが、これからの世界はコトとモノが共存した

新しい商品がどんどん生まれてくるでしょう。

今後しばらくの間はこの流れは変わらないと思います。

 

組み込み業界はこういった製品・サービスを提供することで

発展し成長していけます。

 

以上、組み込み系業界は、技術の進化・価値の変化で

今後も必要とされる将来性のある業界です。

 

新しいことに挑戦していける業界

組み込み系は新しいことに挑戦していける業界です。

 

新しいモノ自体であったりモノ作りをすることが好きなので

組み込み系を目指す人が大半ですが、

新しいことに挑戦する興味・関心を持てない人はこの業界には向いていません

 

組み込み機器は次々と新しい商品が出てきていますが、

年々機器は複雑化・高度化しています。

 

ハードウェアはデバイスメーカーから新機能を搭載した部品や高速・高性能な部品、

ソフトウェアはAIやIoTなどを支える技術など全く新しい技術、

が開発され普及してきます。

 

具体的には、

ガラケーからスマホの進化の場合

  • 白黒の簡単な液晶 ⇒ タッチパネルのカラー液晶
  • 通話とメールのみ ⇒ ネット・サイフ・ゲーム・カメラなど色々な機能も併せ持った情報端末

スマホがない生活なんて今は考えられないですね。

ちょっと出かけるだけならスマホだけあれば何とかなる時代です。

 

コンビニなどにある複合機の進化の場合

10円コピーのみ ⇒ ネットワークにつながる情報端末

  • ネットプリント
  • チケット購入サービス
  • 住民票取得などの行政サービス

などいろんなことができるようになっています。

tomozo

たまに使うとこんなことまでできるの?って進化に驚かされますね

 

このように組み込み製品はどんどん機能アップしていきますので、

この業界に携わる人はアイデアを広げ、実現していくために挑戦していけます。

 

このように新しいことに挑戦していけるということは将来性はあるといえますね。

 

既存組み込み機器の長期保守も大事な仕事

組み込み機器は新しいモノが出てきて進化していくばかりでなく

中には製品として息の長い機器もあります。

 

そういった製品の保守対応も組み込みメーカーとしては大切な仕事の一つです。

 

高額な産業向け組み込み機器の場合、10年以上使用することもありますから

老朽化に伴い保守していく必要があります。

 

例えば電子回路のハードウェアのデバイスが機器より先に生産終了になり

ハードウェアの変更とともにソフトウェアの変更も必要になることもあります。

 

直接的に将来性とは言えませんが、

こういったことも業界・製造メーカーとして

担っていかなければいけないと知っておいてください。

 

まとめ

組み込み系の将来性はある

理由は、以下の3点です。

  • 組み込み機器がインターネットにつながり既存商品が進化
  • 技術革新により既存の商品が新しく生まれ変わる
  • 今までにない技術で新しい商品が生み出される

組み込み系は技術・モノの発展とともに新しいことに挑戦していける業界である

新しいモノ・技術に興味関心のない人には向きません。

既存組み込み機器は長寿命な製品もある

それらの保守も使命の一つです。

 

以上組み込み系の将来性について解説しました。

 

tomozo

この業界に興味のある人に一つでも参考になれば嬉しいです

こちらの記事で組み込み系全般について解説していますので、

興味のある方はこちらも読んでみてください。

組み込み系とは?現役組み込みエンジニアが解説【学生・若手社会人向け】

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