組み込みエンジニアになるには何をするべき?【メーカー志望者必見】

こんにちは、組み込みエンジニアtomozoです。

 

今回は、

私自身の経験や新卒入社した人を見てきた意見をまじえながら

「組み込みエンジニアになるためにするべきこと」

について解説します。

 

この記事は

組み込みエンジニア、特にメーカー志望の学生の方

向けの記事です。

 

この記事を見られている方は、

希望する会社に入って組み込みエンジニアになりたい

と思われているのではないでしょうか?

就職は企業名で選ばずにやりたいことができる会社で働くほうが幸せですが

同じことをやるならより好条件のところで働かないと損です。

 

この記事を読めば

普段どんな意識で何をすればいいのか

が分かるようになります。

 

それでは、早速解説を始めます。

 

学生時代の勉強

学生は学校の授業をしっかり理解することが重要です。

最近は採用試験は出身大学では選ばないと言われますが、

今でも偏差値の高い有名大学を出ているほうが、

優良企業に入れる可能性は高いです。

 

東洋経済社が調べた「有名企業への就職に強い大学」ランキング2020

では一位の東工大を筆頭に有名国公立大学が上位に入っています。

また工業系の大学が多いところも組み込みエンジニア志望としては

チェックしておきたいところですね。

 

高校時代

高校の時は受験勉強を頑張って、

少しでも偏差値の高い大学に入れるように勉強しましょう。

大学受験は志望校に特化した暗記中心の学習で通用します。

難関大学を合格した人の中には暗記ゲームと言っている人もいます。

tomozo

高校の3年間の頑張りで将来がかなり変わりますよ

 

もし希望の大学に入れなかったとしても

普通の大学から就職に強い大学院に編入で進学し、

最終学歴を上書きするという裏技もあります。

大学時代

大学に入った後は以下のことを積極的に取り組んでください

  • プログラミング、電子回路、機械系科目
  • 数学、英語、物理
  • 一般教養はほとんど役に立たないので必要最小限
  • 授業以外にも空いた時間は手を動かして何かを作ってみる
  • 学校の設備は使い倒す
  • チャンスがあればインターンで会社を見る
  • 資格を取得する

大学生からは将来必要な内容に集中して自分で選択し、

暗記ではなく使える知識として理解することが重要です。

大学に入って満足し何となく単位を取って卒業して

希望の会社に入れたとしてもその後苦労します。

tomozo

大学は入るのは難しいけど、卒業するのは易しいことは今も昔も一緒です

海外の大学は逆って言いますね。

本来知識を身に付けるという意味ではそっちのほうがいいと思います。

 

有名な大学は出てるけど、社会人・エンジニアとしては

応用がきかなかったり、教えられたことしかできない人

が時々います。

そういう人にならないように意識してください。

 

授業はしっかりやりつつ、

自分で色々と勉強し理解していくことが重要です。

 

普段の生活で

学校では授業や研究などを中心に過ごしますが、

普段の生活で意識してほしいことは以下の2点です。

  • 身の周りのモノがどう制御されているか考える
  • いろんなモノのUser Interface(UI)をメモしておく

 

身の周りのものがどう制御されているのか考える

自宅など身の回りには家電等の組み込み機器があります。

それらをなんとなく使うのではなく、

どう制御されているのか考えるようにしましょう。

 

例えば、洗濯機、掃除機、電子レンジなどありますよね。

いずれもボタン一つで簡単に操作できます。

どういうシーケンスで何がどう動けば

その機器の機能が実現できるだろうって考えてみます。

おそらく学生だったら分からないことがたくさんでてくるでしょう。

 

例えば洗濯機のシーケンスの一部を書き出すと

  1. 水を出す
  2. 指定量まで水がたまったら水を止める
  3. 洗濯機を回す

じゃあどうすれば自動的に水って出せるんだろう?とか

水量ってどうやって分かる?とか

分からないことも出てきます。

 

分からなければ、インターネットや書籍で調べたり

先生に聞いたり、ネットの投稿サイトなどで質問できます。

本当に便利な世の中です。

そうやって分からないことを知っていることに変えていけばいいのです

一つ分かれば、他社製品なども違いを調べてみて

A社の洗濯機はこういう機能があるけど、B社の洗濯機はこういう機能がある

とかやってみるのも面白いですね。

いろんなもののUIをメモしておく

UIとは操作性のことです。

この機器はここがこうだから使いやすいとか

ここが使いにくいとか考えて使ってみましょう。

 

この機器の操作性が好きとかって人それぞれ好みってあるんですよね。

 

そうやって考えたことはメモに残しておいて、

色々な情報を集めておきます

集めた情報でエンジニア志望の友達と話したりするもの

楽しいですよ。

 

以上のようなことをしていくと

  • 考える力がつく
  • 調べる力がつく(マーケティングスキル)
  • 将来の開発設計のヒントや引き出しが広がる

といったメリットがあります。

 

優秀なエンジニアは本当に知識の引き出しが多くて、

たくさんのことを見たり知っていたりします。

 

時間を大切にする

大学時代は十分時間があるので、授業にないことでも

将来やりたい技術はしっかり勉強しましょう。

tomozo

自分はできていなかったので過去の自分に一番いいたいですね

 

若い頃は時間の貴重さになかなか気づかないので、

遊んで毎日を過ごしてしまいがちです。

 

大学の4年間はあっという間ですが、

新卒で入社して4年経つと一人前になって

自分で機器の設計ができるようになります。

一日8時間で年間240日働くとして、

8 × 240 × 4  = 15360時間です。

 

1万時間の法則というのがあり、

ある分野のエキスパートになるには

1万時間の練習・努力・勉強が必要だという理論です。

 

もし4年間の大学生時代に1万時間ねん出しようと思ったら

10000 ÷ 365 ÷ 4 = 6.85時間

一日6.85時間も必要です。

 

学校に行って他にもやりたいことがたくさんある多感な学生時代に

これだけの時間を一つのことに専念するのはなかなかできませんが、

時間はとても大切ということだけは意識しておいてください

 

大学生時代の4年間を使って自己スキルアップに努めましょう

 

例えば、学生ならプログラミングの学習を2,3か月毎日集中して

やることができます。

社会人になると、何かと忙しくて学生の時のように

まとまった時間で何かを勉強するということが難しくなります

社会人になっても勉強する人はどんどんしますが、

働きながらなので学生時代と同じようにというわけにはいきません

 

もしすでに3年生や4年生であっても数か月間だけでも

思いっきり何かをやり遂げてみてください

 

私の体験談

少し自分の学生時代を振り返ってみます。

私はまじめに授業は出席していましたが、

授業以外の学習はしていませんでした。

 

クラブやサークルもしていなかったし

アルバイトもほとんどしていませんでしたので

夕方帰宅してゲームしてご飯食べて

テレビ見てたってこと位しか思い出せません。

今考えると非常にもったいなかったなって思いますね。

 

そんな状態で就活を始めると、

一流企業にエントリーして不採用の連続でした。

就職面接官は個性や主体性を見ています。

主体的に取り組んだものがなく、自分でアピールできないのですから

不採用は当たり前ですよね。

今は組み込みエンジニアをそれなりに続けているので

こうやって偉そうなことを書いていますが当時は本当に甘々でした。

 

今のようにインターネットなどの就職情報は豊富ではなかったですし、

残念ながら将来のために行動しとけなんてアドバイスしてくれる

いう人も周りにはいませんでした。

 

そこそこ単位は取りテストの成績が良くて、

学校の勉強だけできてもエンジニアとしては全く役に立ちません

 

tomozo

ぜひ自分は将来のためにこれをやったんだって胸を張れるように頑張ってください

 

まとめ

学校の授業でやることをしっかり理解する

偏差値の高い工業系大学を目指す

大学受験は暗記ゲーム

大学生活の時間を大切に

身の回りの組み込み機器を自分なりに理解する

何か一つはやり遂げよう

 

今回は学生時代の取り組みについて紹介しました。

メンタル的な内容中心でしたが、現役組み込みエンジニアとして

志望される学生の方には知っておいていただきたい内容です。

 

参考になったとか、もっとここが知りたいなど一言でも

コメント、意見などいただけると励みになります。

 

こちらの記事で組み込みエンジニアが学ぶことをまとめています。

もしよければご覧ください。

組み込み系の勉強まとめ【必修】ソフトエンジニアとして学ぶべきこと

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