こんにちは、ファイナンシャルプランナーのtomozoです。
今回は2022年末に発表された楽天証券の改悪内容
について徹底解説します。
この記事は
- 楽天証券で投資信託の積立中
- 楽天証券に投資信託を保有している
- 楽天証券の改悪内容と対策方法を知りたい
という人向けの記事です。
せっかくの大切な金融資産は損しないように
運用していきたいですよね。
改悪情報を知らなかったり、知っていても
面倒だから何もしないままでいると損するのは自分です。
証券会社からホームページやメールで
変更内容は連絡してくれますが、
こうしたほうがいいですよって
提案まではしてくれません。
自分で調べて、考えて、対応していけばよりよい方法を
選択することができ損することがありません。
しっかりと投資信託で資産運用している方なら
改悪があってもよりよい対応をしてお金に苦労しない
明るい未来が待っているでしょう。
この記事を読めば
- 楽天証券の改悪内容
- 対策方法
- 対応例
が分かります。
それでは解説を始めます。
目次
楽天証券の改悪内容
2022年4月から保有している投資信託にかかる
楽天ポイント進呈条件が変更されます。
従来は一定の残高を保有している場合だったのが
変更後は一定の残高を始めて達成した場合となります。
具体的には以下の通りです。
変更前
楽天銀行と楽天証券をマネーブリッジして
ハッピープログラムにエントリーしていると
投資信託の残高10万円ごとに3~10ポイント進呈でした。
変更後
以下の表のようになります。
達成残高 | 進呈ポイント |
---|---|
月末時点の残高が、はじめて10万円に到達した場合 | 10ポイント |
月末時点の残高が、はじめて30万円に到達した場合 | 30ポイント |
月末時点の残高が、はじめて50万円に到達した場合 | 50ポイント |
月末時点の残高が、はじめて100万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて200万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて300万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて400万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて500万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて1000万円に到達した場合 | 500ポイント |
月末時点の残高が、はじめて1500万円に到達した場合 | 500ポイント |
月末時点の残高が、はじめて2000万円に到達した場合 | 500ポイント |
毎回もらえていたものが一回だけになるのですごい改悪ですね。
詳しくはこちらの公式ページで詳しく紹介されています。
改悪に対してできること
決まってしまった条件は戻ることも
再び良くなることもまずないので、
何か対策を考えないといけません。
どうしようもなかったら受け入れるしかないですが、
何かしら対策方法はあるものです。
他の証券会社を検討
対策としては楽天証券より条件のいい他の証券会社で
保有することです。
楽天証券と肩を並べる人気のSBI証券の保有条件を見てみましょう。
SBI証券では投信マイレージサービスポイントというのがあり
例えば楽天・全米株式インデックス・ファンドであれば
以下のようになっています。
年率0.05%が月間平均保有金額に対して付与されます。
例えば10万円保有していたら、50ポイント/年なので
約4ポイント/月となります。
楽天証券の変更前と同等ですね。
保有する投資信託に応じて割合が変わるので
SBI証券の投信マイレージサービスポイントについては
こちらの公式サイトを参照ください。
tomozo
投資信託の移管
投資初心者あん
保有している投資信託は「移管」という手段を使って
他の証券会社に移すことができます。
楽天証券からSBI証券に移管方法
- SBI証券が投信振替サービス対応か確認
- 保有している投資信託が移管可能か確認
- 楽天証券のサポートに連絡
- 「投信口座振替依頼書」を書いて楽天証券に郵送
- 移管されたことを確認
SBI証券が投信振替サービス対応か確認
SBI証券は他社から投資信託を入庫するのも
他社へ出庫するのも対応しています。
保有している投資信託が移管可能か確認
こちらのサイトで確認できます。
この記事を執筆時点でSBI証券では2628件の
商品を取り扱っているようなのでたいていの商品は移管
可能と思われます。
楽天証券にログインして書類をダウンロードし印刷
楽天証券のサイトにログインして、
画面右上のマイメニュー>「移管・買取請求」からPDFをダウンロードし印刷します。
「投信口座振替依頼書」を書いて楽天証券に郵送
あわせて出力される「お申込み手順」を確認しながら、
書類を書いて楽天証券に郵送します。
移管されたことを確認
移管先の証券会社で投資信託が保有されているを確認して終了です。
注意点
- 移管には手数料が必要です(1銘柄3300円)
- 特定口座と一般口座で区分が違うと移管できません
- 移管には時間がかかります(2週間から1か月程度)
- 慌てず間違いの無いように行動しましょう
投資初心者あん
tomozo
私の運用現状と今後の対応予定
私は現在楽天証券で、
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
の2つの銘柄を積立・保有しています。
楽天と名前の付く投資信託で楽天ポイントも使えるので
楽天証券で購入し保有していました。
しかし、今後保有ポイントが付かないのであれば
楽天証券に置いておかずにSBI証券に移管していきたいと思います。
また、SBI証券では投信お引越しプログラムという
入庫促進のキャンペーンをしており手数料が戻ってきます。
tomozo
お引越しプログラムは以下の2ステップです。
- 移管を完了
- 投資信託入庫申込書と領収書(領収書の写し)をSBI証券に郵送
こちらも書面で手続きなので少し手間ですが、
手数料をゼロにできるのでやらないと損ですね。
というわけで私の場合は、
移管とSBI証券での積立に変更しようと考えています。
これを機に積立商品も少しでも手数料の安い
SBI・Vシリーズやemaxisシリーズへの見直すのもありですね。
まとめ
改悪内容
保有している投資信託に応じて付与されるポイント条件変更
対策
他の証券会社に移管する
SBI証券がおすすめ
対応例
SBI証券投信お引越しプログラムを利用
積立する証券会社および商品を変更
こちらのサイトでは今回紹介した内容以外にも
学校や親、知人が教えてくれない
知っておかないと損するかもしれない記事を記載しています。

投資は余裕資金でしっかりと正しい情報を
調べて行ってください。
tomozo