「嫌われる勇気」は間違い?アドラー心理学3つの要点と解釈を解説

こんにちはtomozoです。

今回は

200万部以上発行の大ベストセラー「嫌われる勇気」

について解説します。


 

こちらの中田敦彦氏のyoutube動画でも紹介されています。

すごく分かりやすいのでお勧めです。

この記事は

  • 嫌われる勇気って何?って思っている
  • 人間関係にしんどい思いをしている

といった人向けの記事です。

 

「嫌われる勇気」ってタイトルを見て大丈夫?って

思うのではないでしょうか?

周りの人に嫌われないように

気を使っている人が普通ですよね。

この本では対人関係に関することが書かれています

 

悩みの多くは対人関係に関することが多いです。

例えば、転職理由の本音は上司や同僚との人間関係

が上位にあったりします。

tomozo

私も会社の人間関係ではよく嫌な思いをしたり腹が立ったりします

 

この記事を読めば

  • 嫌われる勇気の内容について
  • 3つの要点と注意事項

が分かるようになります。

 

それでは解説を始めます。

 

本の概要

本の概要は以下の表のとおりです。

著者 岸見一郎、古賀史健
出版社 ダイヤモンド社
ページ数 294ページ
発行日 2013年12月
価格 1650円

著者はどんな人?

海外の人が書いた本なのかなって思っていましたが、

日本人の方が書かれた本です。

世界でも売れているというのはなんだか誇らしいですね。

 

  • 岸見一郎

1956年生まれの京都大学大学院を満期退学された哲学者。

1989年から本書のメインとなるアドラーの心理学を研究され

アドラー心理学に関する多くの著書を執筆されています。

今回紹介する「嫌われる勇気」では原案を担当されています。

筆者の公式サイトはこちら

 

・古賀史健

1973年生まれのフリーランスライター。

20代の終わりにアドラー心理学と出会い

常識を覆す思想に衝撃を受けられます。

その後、岸見氏を何度も訪ねて、本書の発行に至りました。

どんな内容

本書は珍しいタイプの本で、哲人と青年のやりとりが

最初から最後まで続きます。

哲人は本書で伝えたいアドラー心理学の教えを語り、

青年はそれが間違っていると言い負かそうと

するのですが少しずつ考え方が変わっていきます。

 

読者は青年に自分を重ねて読んでいく感じですね。

比較的読みやすい本なので、さくさく読み進めることができます。

 

以前ドラマ化もされているんですね

あん

 

3つの要点

この本では色々なことが紹介されていますが、

私が衝撃を受けた要点は以下の3つです。

  1. 課題の分離
  2. 共同体感覚
  3. 仕事の本質は他者への貢献

本書を読んでいない方にとっては、

これらが一体どういう意味って

疑問を持たれることでしょう。

 

私の意見を交えながら紹介されている内容を説明します。

課題の分離

課題・問題が自分に対することなのか

それとも自分以外の人に対することなのか

分けて考えることが重要と書かれています。

 

すごく分かりやすい例が、

「馬を水辺に連れて行くことができるが水を飲ませることはできない」

ということです。

自分の課題:馬を水辺に連れて行くこと

馬の課題:水を飲むこと

という分け方になります。

 

確かにいくら頑張っても

馬に無理やり水を飲ませることはできないですからね。

手をかまれたりして怪我をするかもしれません。

 

仕事でも人事評価は上司の課題であって

自分でどうこうできることではありません。

自分の課題・できることは仕事で成果を上げて、

上司にアピールすることです。

 

こう考えるようにすれば、自分の課題に注力して

前向きに取り組める気がします。

共同体感覚

共同体感覚というのは、世の中のすべてが自分の仲間である

と本書では紹介されています。

 

普通のサラリーマンや学生なら、

職場の同僚だったりクラスメイトって考えますが

そうではなくもっと広い範囲で宇宙、植物までも含みます。

tomozo

なんだか哲学的になってきますね

 

共同体と考えれば、仲間意識が生まれ対人関係が良好になるというわけです。

 

確かに職場やクラスで気の合わない人とは仲間意識なんてありませんよね

あん

仕事の本質は他者への貢献

仕事は何のためにしていますか?

あなたならどう答えるでしょうか。

 

インターネットで調べてみると

  • 生活維持のため
  • 家族のため
  • やりがいや楽しみがある
  • 社会的信用を得るため

などが上位に来ます。

これらの理由はすべて「自分・家族のため」になりますが、

本書では「他者への貢献」と紹介されています。

 

そんなの綺麗ごとだって思うかもしれませんが、

私も本書を読んだ後で、他者のため、これをやることによって

助かる人のことを意識することで少し前向きな気持ち

なれるようになりました。

 

多忙になったり、理不尽な仕事を任されたときは

ネガティブで嫌な気持ちになってしまいがちですが

「他者への貢献」は忘れずに大切に持っておきたいです。

 

せっかく人生の多くの時間をかけて仕事をやるのに、

誰の役に立つか分からない、やらされているって

思ったら仕事はつまらないし幸せではないですよね。

 

感想

さすがベストセラーだけあって共感できる内容、

引き込まれる内容があり、あっという間に読み終わりました。

読み終わった後はなんだか前向きな自分になれた気になりました。

 

本を読んだ後で色々な人の解釈や感想も見てみたのですが、

賛成意見ばかりでなく反対意見もあります。

100年以上前で今と違う時代の心理学の話なので、

全てを鵜呑みにしてはいけないという意見があり

注意しなくてはいけないと思いました。

 

「嫌われる勇気」を間違って解釈して実践してしまうと

自分の事しかしない、興味がない

自分以外の全員から嫌われる

周りから浮いた協調性のない孤独な人間になってしまいます。

 

是非この記事を読んでいただいた方にもこの本を読んでみて

自分なりに考え視野を広げる機会を持ってみて欲しいと思います。

 

まとめ

3つの要点

  1. 課題の分離
  2. 共同体感覚
  3. 仕事の本質は他者への貢献

課題の分離

自分の課題と他人の課題に分けて考えて、

他人の課題には深入りしない

共同体感覚

宇宙から植物まですべてのものが自分の仲間である

という意識を持つ

仕事の本質は他者への貢献

自分のためばかりでなく、他者への貢献をもつことで

幸せになれる

嫌られる勇気を妄信せず、鵜呑みにしないこと

ほどほどに信じて実践すれば素晴らしい内容で

行動の転機にできる。

 

とても良い本でした。

大人になると本を読んだり勉強しなくなる人がほとんどです。

ちょっと行動するだけでも自分を高めることができますよ。

 

このサイトでは学校で教えてくれない資産運用についても

紹介しています。

色々なことを学び行動していきましょう。

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