【必読】世界一楽しい決算書の読み方/財務諸表を読めるようになろう

こんにちは、tomozoです。

 

今回は

大手町のランダムウォーカーさん著

「世界一楽しい決算書の読み方」

を紹介します。


 

この記事は

  • 会計について学んでみたい投資初心者の方
  • ビジネス、マーケティングを勉強したい若手ビジネスマン

向けの記事です。

 

決算書って普通の学校では習いませんよね。

 

ですから、知らずに大人になる人がほとんどで、

大人になってから決算書に触れるのは主に次のような人です。

  • 経理関係の仕事をしている方
  • 上場している企業の方
  • 投資をしている方

 

決算書は企業の通知簿のようなものなので、

読み解くとなかなか面白い

っていうことがこの本で学べます。

 

例えば、株式投資では決算書を知らずに個別銘柄を買うのは

投資ではなく投機(ギャンブル)です。

 

決算書が読めれば、

  • この会社は健全経営で成長しているとか儲かっているなどが分かる
  • 投資に失敗する可能性を減らせる
  • 投資を楽しめる
  • ビジネスの勉強になる

などいいことがたくさんあります。

 

この記事を読めば

  • 「世界一楽しい決算書の読み方」の概要
  • 決算書とはとは何か
  • 貸借対照表とは何か
  • 損益計算書とは何か
  • キャッシュフロー計算書とは何か

が分かるようになります

 

それでは早速解説を始めます。

 

本の概要

本の概要は以下の表のとおりです。

著者 大手町のランダムウォーカー
出版社 KADOKAWA
ページ数 197ページ
発行日 2020年3月28日
価格 1540円

ページ数はそれほど多くないので、

あっという間に読んでしまえます。

会計の基礎を学びたいという方にはちょうどいいボリュームです。

大手町のランダムウォーカーさんとは?

Twitterではフォロアーが9.8万人もいる方です。

【#会計クイズ】大手町のランダムウォーカー(@OTE_WALK)

 

このサイトでは本で紹介されているような

クイズができます。

選択式のクイズから始まるので是非一度やってみてください。

少しでも興味があれば、この本はすごくおススメですよ。

 

決算書とは

決算書というのは一般的に次の3つをまとめた総称です。

  • 貸借対照表
  • 損益計算書
  • キャッシュ・フロー計算書

会計や簿記を少しでも勉強したことのある方なら

どんなものかイメージできると思いますが、

聞いたこともないっていう人も多いのではないでしょうか?

 

私自身、普通科高校、工学系大学、エンジニアと進んできましたが

全く学んだり触れる機会がありませんでした。

30代になって投資をやるようになり、

簿記の勉強をして初めて学ぶことができました。

 

これらの書類を見ることで、その会社が健全な経営をしているのか

どのくらい資産や借金があるのかなどが明確に分かるようになります。

毎年作られるものなので、過去と比べてどうなったのか

も分かります。

 

今回紹介した本の面白いところは、決算書を「読む」

ということにフォーカスしていることです。

私はこの本を読むまで時々何となくしか

決算書を見ていませんでしたが

企業のビジネス戦略が読み取れるって知り

目からうろこになりました。

 

上場企業であれば、決算書を公開する義務があるので

簡単にホームページで誰でも見ることができます。

株主でなくても見ることができるので、

株式投資の重要な判断基準になるわけです。

 

貸借対照表とは

貸借対照表は、企業の会計年度の終わりの時点の「資産」「負債」

「資産(純資産)」が記載されたものです。

バランスシートとも呼ばれB/Sと表記されることも多いです。

 

例えば、私が借金がなく100万円現金を持っていたとします。

この時のB/Sは

この状態から200万円借金して300万円の車を買ったとします。

この時のB/Sは

このように変化しますが、言葉の説明がなくても

200万借金して300万の車を買ったんだなということが

この表から分かるというわけです。

 

本当のバランスシートは、

項目(勘定項目といいます)が多いので

複雑に見えますが、左右対称の

産 = 負債 + 資本の関係が必ず成り立つようになっています。

上の例だと(資産)300万 = (負債)200万 + (資本)100万ということですね。

 

損益計算書とは

損益計算書とは会社の利益がどれくらいあるか分かる書類です。

収益と費用と利益が記載されていて、

英語ではPlofit and Loss Statementというのでこれを略して

P/Lと表記されることがあります。

 

例えばある商店の一年間の売り上げが1000万円あって、

仕入れに600万円支払ったとすると

損益計算書は

このような形になります。

 

企業の損益計算書は、人件費や税金なども記載されて

いくので複雑になっていきますが、

いくら入ってきて、いくら出ていったか

というのが積みあがった表と理解して下さい。

 

キャッシュ・フロー計算書とは

キャッシュ・フロー計算書とは、企業のその期の中での

お金の流れが分かる書類です。

英語ではCash Flow StatementといいC/Sと記載されます。

大きくは

  • 営業活動
  • 投資活動
  • 財務活動

の3つに分類されます。

営業活動は本業のお金の出入り、

投資活動は株式などの投資によるお金の出入り。

財務活動は銀行にお金を借りたり返したりするお金の出入り

となります。

 

例を挙げると1月1日の期初に40億円あったとします。

12月31日を期末として

営業活動(本業)で15億円増

投資活動で10億円減

財務活動で20億円増

とすると図にするこのような感じです。

実際のキャッシュフロー計算書は

このようなお金の流れが分かる表になっています。

 

感想

私自身、簿記3級、FP2級を取得した際に

決算書の基礎の読み方は知っていましたが

実際に自分で企業の決算書「読む」ということをしたこともなかったし

難しくてやっていませんでした。

 

例えるなら英語の単語や文法は知ってるけど、

話せないっていうような状態です。

 

私のような人に対して分かりやすく解説してくれている本で

こういう読み方ができたら楽しいと感じてあっという間に読めました。

 

ただし、この本を読んだからと言ってすぐに

決算書を読めるようになるわけではありません。

あくまでも実際に「読める」人はどういう視点で見ているのか

という入門的な内容を知ることができる本です。

 

この本を通して、実際に自分の頭で考えて解釈しながら

読んでいくことで投資に活かしたり、ビジネス戦略を読み取れる

ようになります。

 

今後は実際の企業の決算書を見て勉強していきたいと思います。

 

まとめ

決算書とは

一般的に次の3つをまとめた総称です。

  • 貸借対照表
  • 損益計算書
  • キャッシュ・フロー計算書

貸借対照表とは

企業の会計年度の終わりの時点の

「資産」「負債」「資産(純資産)」が記載されたもの

「資産」 = 「負債」+「資産(純資産)」の関係が成り立つ

損益計算書とは

会社の利益がどれくらいあるか分かるもの

キャッシュフロー計算書とは

企業のその期の中でのお金の流れが分かる書類

 

決算書から企業の情報を楽しく読み解く方法を紹介してくれる本でした。

 

このサイトでは学校で教えてくれない資産運用についても

紹介しています。

色々なことを学び行動していきましょう。

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