【必見】エッセンシャル思考は危険!? 3つの要点と注意事項

こんにちは、tomozoです。

今回はグレッグ・マキューン著

「エッセンシャル思考」最小の時間で成果を最大にする

という本について紹介します。

この記事は、

という方向けの記事です。

仕事であれこれやることがどんどん増えていって

手が回らないっていう状況になっていないでしょうか？

そんな方はエッセンシャル思考の考え方は知っておかないと

ずっと苦労し損し続けるかもしれません。

エッセンシャル思考は仕事効率化の考え方の一つで

多くの人が共感・納得できる考え方です。

ただし、すべてを鵜呑みにせず自分で判断・解釈できる力も必要です。

色々な思考法を知り、必要と思えるものは試してみることで

改善することができます。

私自身この本を読んで良かった、

もっと早く読んでおきたかったと思えた本の一つです。

この記事を読めば

が分かるようになります。

それでは早速紹介を始めます。

エッセンシャル思考とは

エッセンシャル思考とは、多くの人が考えがちな考え方やものの見方を変えて

必要なこと、大事なことをやる思考方法と紹介されています。

例えば、

「行動する」ということに対して、エッセンシャル思考と

非エッセンシャル思考とでは以下のように違います。

エッセンシャル思考

• やることを計画的に減らす
• 本当に重要なことを見定める
• 大事なこと以外は断る
• あらかじめ障害を取り除いておく

非エッセンシャル思考

• やることをでたらめに増やす
• 差し迫ったモノからやる
• 反射的にやりますという
• 期限が迫ると根性で頑張る

エッセンシャル思考って大事そうだなって思うけど、

実際は非エッセンシャル思考で行動しているという方が

多いのではないでしょうか？

この本ではこのようなエッセンシャル思考と非エッセンシャル思考

が比較されながらたくさん具体的に紹介されています。

どんな本

著者

グレッグ・マキューン氏

シリコンバレーのTHIS INCというコンサルティング会社のCEOを務める方で、

アップル、グーグル、フェイスブックといった大手有名企業に

アドバイスをされています。

ページ数

307ページ

発行日

2014年11月

何度も重版され、全米・日本でベストセラーになっています。

価格

1600円＋税

読みやすい内容の本なので、読むだけなら

サクッと読んでしまえると思います。

早い人なら数日で読める量ですが、

大事な内容が多いのでじっくりと考えながら読み進めたい本です。

この本から学んだこと3点

要約や記載内容はいろいろなサイトでも紹介されていますので、

この本を読んで学んだこと・大事だと感じたことを3点挙げてみます。

一つずつ説明していきます。

たった一つの事しかできないとしたら何をするか？

最近の情報社会では色々な情報が簡単に得られるので

仕事でもプライベートでもあれもこれもやらなければ

という強迫に迫られれている人も多いのではないでしょうか？

私の仕事であるエンジニアの世界は技術革新がどんどん進むので

• 新しいことの勉強もしないといけない
• 世の中の流行も知らなければいけない
• 何より新しいものを生み出さないといけない

と思ってしまいます。

本来興味があってやりたい・知りたいことでも、

強制されたり義務になってくるとしんどくなってしまいます。

人の能力は限界もあるし、時間も有限なので

自分がやりたいと思えること好きなことをするのが一番重要です。

一つだけしかできないとしたら何をするのか真剣に考え

出てきた答えをまずは全力でやってみる。

そして、その結果を振り返りながら、継続するのか違う方向に進むのか

を考えてやっていかないといけないと思うようになりました。

自分の本質目標は何か？

自分の本質目標って聞かれてパッと出てくる人は

少ないのではないでしょうか？

私も読みながら自分の目標って何だろうって悩みました。

何となく毎日を過ごしていると目標を見失いがちです。

私自身定期的に目標を見直したりはしているのですが、

それでもパッとは出てきませんでした。

この本では本質目標とは、

• シンプル
• 具体的
• 魅力的
• 測定可能

であることが必要だと書かれています。

例えば、2009年マーサレインフォックスという人が

「2012年までにイギリスのあらゆる人がインターネットを使えるようにする」

という目標を掲げたと紹介されています。

本質目標の必要な要素を満たしていますね。

ぜひ自分の本質目標を立てて、行動するようにしてみてください。

よくすることは何かを削ること

よくするには何かを削らないといけないと紹介されています。

たしかに、あれやこれや欲張って色々なことに手を出し

やったところで普通は中途半端に終わってしまいます。

それなら本当に必要なこと、やりたいことに絞り

それ以外は削ってしまうという考えを持って行動することで

よりよくなると考えられます。

そのためにはきっぱりと上手に断ることはエッセンシャル思考では

必須スキルです。

ノーということができなければ、それよりはるかに大切なものを

失ってしまいます。

仕事などで断ることは難しい状況もありますが、

何でもかんでも受け入れていると便利屋にされてしまうかもしれません。

削れることはないか、それは本質目標を達成するために

必要なことなのかを考えてやるやらないを判断するようにしましょう。

注意すること

この本を読んで書いていることすべて鵜呑みにしないで

自分なりの判断・解釈ができる力が必要です。

例えば、以下の人や行動において注意してください。

• 新入社員には向かない
• 日本の社会・会社員はチームワークが重要
• 行動してからでないと本質を見抜けない

右も左も分からない新入社員の方が、自分の本質目標ではないので

仕事を断ったりするとその会社で明るい未来はないでしょう。

また、著者は海外の方なので少なからず日本の企業文化や日本人の

考え方と異なることも頭に入れておかないといけません。

出世する人はやはり上司に気に入られ、時として雑用や雑務も率先して

引き受けるものです。

全然行動していない人がいきなりエッセンシャル思考を取り入れて動いてはダメです。

行動できていない人が物事の本質を見抜き必要か否か判断することはできません。

行動して過程・結果を振り返りって初めて分かることはたくさんあります。

まずは行動してみるという意識が必要です。

全体の感想

私は大切なところに付箋を貼るようにしているのですが、

最終的にこんな状態になっていました。

エッセンシャル思考は注意しないといけないところもありますが、

私の思考の一つに取り入れ実践していこうと思いました。

たくさんの事例や思考が紹介されているので、すべてを覚えることは

簡単にできませんが、まずはこの記事に書いたことから

やっていきたいと思います。

手元に置いておいて身に付くまで何度も読み返したい本で

買ってよかったです。

今は電子書籍もありますし、興味を持たれたのであれば

すぐに買って読んでみることを強くお勧めします。

それくらいいい本だなって思いました。

ちなみに私は新品で購入しましたが、

なかなか中古でも安くなっていませんでしたので、

探している人は多いのだなって感じましたよ。

まとめ

エッセンシャル思考とは

多くの人が考えがちな考え方やものの見方を変えて

必要なこと、大事なことをやる思考方法

この本から学んだこと3点

• たった一つの事しかできないとしたら何をするか？
• 自分の本質目標は何か？
• よくすることは何かを削ること

注意すること

• 新入社員には向かない
• 日本の社会・会社員はチームワークが重要
• 行動してからでないと本質を見抜けない

読書は、自分の空いた時間で安価にできる最良の自己投資です。

大人で継続的に本を読む人は少ないです。

思い立った時に本を購入し読むという行動が今後の自分を変えていきます。

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