FIREとは?ファイナンシャルプランナーが基礎解説【初心者向け】

こんにちは、ファイナンシャルプランナーのtomozoです。

今回は、

FIREの種類について

調査してみたので共有します。

この記事は、

• FIREって何？
• FIREについて知っているいるつもり

というFIRE初心者向けの記事です。

私自身FIREを目指す一人ですが、

FIREについて調べてみると

何となくしか分かっていないことが分かりました。

この記事を見て下さっているあなたも

FIREについて興味があると思います。

もしFIREについて知らない人に理解してもらえるように

説明できないのであれば理解不足なのかもしれません。

目標をしっかりと理解し準備しておけば、

それに向かって進んでいくだけです。

目標(ゴール)が分かっていなければ、

永遠に走り続けることになり疲労してしまいます。

この記事を読めば、

が分かるようになります。

それでは早速解説を始めます

FIREとは

FIREというのは

「Financial Independence, Retire Early（経済的自立と早期リタイア）」

の頭文字を取った略語です。

2010頃からアメリカで注目され始めました。

Financial Independence（経済的自立）

働き始めたときは経済的に余裕がないので、

会社からの収入に依存し、自立できている状態ではありません。

お金を貯め、増やして自立した状態になった時に

経済的自立FIが達成されます。

FIREの具体的な数値目標としては以下が有名です。

• 生活費の25年分を貯める
• 投資のインフレ調整後の利回りを4%以上にする

例えば年間240万円(月20万円)必要な人の場合、

240 × 25 = 6000万円

利回り4%とすると

6000万円 × 0.04 = 240万円

となり投資の利益で生活費を賄うことができます。

Retire Early（早期リタイア）

今の日本では定年が65歳まで引き上げられて、

今後は70歳になっていくだろうと言われています。

高校や大学を卒業して18歳や22歳くらいで働き始めて

70歳ということは50年近く働くことになります。

年々平均寿命は延びているとはいえ

男性の健康年齢は72歳前後と言われています。

ようやく定年して時間的自由とお金があっても

体力が残っていなければしたいことができません。

下の表は人生を3つに分けて、

時間、お金、体力を比較したものです。

人生の充実した主要な部分の20歳～65歳という時間を

仕事に捧げるのが普通の人です。

誰しも一度しかない人生を、やりたいことをして

自由に過ごしたいと心では願っています。

それを達成するためにRE(早期リタイア)

というのが注目されています。

FIREの種類

FIREの定義が理解できたところで、

続いてFIREの種類について解説します。

FIREと一言で言っても、以下の表のようなパターンに分類されています。

さらに詳しく表にすると以下のような感じです。

Full FIREとSide Fireの違いは、

労働するかしないかの差で

Full FIREは全く働かない

Side FIREは働きます。

Full FIREには

何不自由なく贅沢な生活するFat　FIREと

質素倹約に努めるLean FIREがあります。

Side FIREには

働き方と資産の差で

少しだけ働くBarista FIREと

フルタイムで働く Coast FIREがあります。

この中で私自身Coast FIREというのは調べるまで

あまり知らなかったですが、欧米では比較的

有名だそうです。

フルタイムで働くので早期退職ではないですが、

したい仕事をするという意味では

自分に選択権があり働き方の自由度が高くなっています。

まだまだ詳しく知りたい方はこちらの本などがおすすめです。

FIREのメリット

FIREのメリットは以下です。

• ライスワークからライフワーク
• 時間的自由の獲得
• 経済・投資やお金に詳しくなる

ライスワークからライフワーク

働き始めたときに本当にしたい仕事ができれば

最高ですが、生活のために不本意な仕事であったり

どこかで妥協して働く人が多いです。

FIREを達成すれば、やりたくない仕事はしない、

やりたい仕事をするという選択ができるようになります。

時間的自由の獲得

労働をしていると一日の大半は仕事となります。

8時間労働で残業、通勤や支度まで含めると

10時間前後が普通です。

FIREを達成すれば

自宅でできる仕事

短時間労働、休日の多い仕事に就く

といった選択ができるようになり

自分のために自由に使える時間が生まれます。

また仕事に追われたり、

時間がないといったことが無くなり

心の余裕もできます。

経済・投資やお金に詳しくなる

FIREをするにはほとんどの人に投資は必須です。

無知なままの投資は非常に危険で、銀行や証券会社

がすすめるままに投資すると手数料を搾取されたり

ぼったくり商品を買わされたりします。

そうならないためにも自分で本やネットで情報を調べ

勉強しなければいけません。

実際に小額から投資し色々と経験を積んでいけば

自分に合った投資スタイルを身に付け、

経済情報や投資商品にも詳しくなっていきます。

FIREのデメリット

FIREのデメリットは以下です。

• 暴落の不安
• 社会・人とのかかわりが減る
• お金を使わなくなる

暴落の不安

資本主義経済は長い目で見れば右肩上がり

の成長を続けていますが、短期では下落もあります。

また10年にも1回は何とかショックという大暴落もやってきます。

そういった暴落に耐える精神力が必要です。

未来は誰にも分からないのでギリギリの資産でFIREすると

資産が足らなくならないかという不安が付きまといます。

余裕をもった資産や計画でFIREをすることで

回避しましょう。

余裕をどこまで持つかは人それぞれですが、

あとちょっと稼いでから、あと一年働いてからと

ずるずる先延ばしにする人はとても多いです。

ゴールをしっかりと決めて達成した時は思い切りが必要です。

社会・人とのかかわりが減る

社会人になると、付き合いは会社の人など身近な人

だけという人が多くなります。

FIREの前から、仕事と関係のない人と交流を持つように

しておかないとFIREしてから付き合いが全くなくなった

ということになるかもしれません。

別に誰とも関わりなくてもいいと思っていても

実際になくなってみると寂しかったり

刺激が無くなります。

実際FIREをした人でも、少し働き始めたり

ボランティア活動を始める人も多いです。

やっぱり人に必要とされるってどこかで

感じていきたいですよね。

お金を使わなくなる

資産収入でFIREすると元金は減らしたくない

もっと増やしたいという思いは強くなります。

FIREを目指して無駄使いせずにお金を貯めていくと

いつの間にかお金を使わないようになってきます。

実際私はこの状態ですが、FIREを意識する前より

確実にお金を使わなくなっています。

無駄使いや浪費はいけませんが、必要なことに

お金は使ってこそ価値のあるモノなので、

貯めるばかりでなく必要な物には使う力を養わないと

死ぬ時が一番金持ちという状況になってしまうかも

しれません。

調査した感想

Coast FIREはあまり日本では認知されておらず、

自分も知らなかったのですが、

達成しているかどうかは自分次第なところがあります。

私自身すでに当てはまるような気もしますが、

労働が自由ではないのでもう一息かなと感じました。

Fat FIREは事業で成功したり、株や遺産などで莫大な

資産を得た人なので達成はかなり難しく、

Lean FIREは心配性な自分には向いてなさそうなので

自分はBarista FIREを目指していこうと思いました。

FIREは実際にしないにしても、考え方であったり

目指すというのは誰もが一度は考えて欲しいと思います。

各FIREなどもっといろいろ紹介したいですが、

長くなりすぎるので今回はこの辺にしておきます。

まとめ

FIREとは

「Financial Independence, Retire Early（経済的自立と早期リタイア）」の略

• 生活費の25年分を貯める
• 投資のインフレ調整後の利回りを4%以上にする

FIREの種類

• Fat FIRE(ファットファイア)
• Lean Fire(リーンファイア)
• Barista FIRE(バリスタファイア)
• Coast FIRE(コーストファイア)

FIREのメリット

• ライスワークからライフワーク
• 時間的自由の獲得
• 経済・投資やお金に詳しくなる

FIREのデメリット

• 暴落の不安
• 社会・人とのかかわりが減る
• お金を使わなくなる

このサイトでは学校で教えてくれない資産運用について

紹介しています。

経済的自由を目指して行動していきましょう。

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