「心は変えられる」稲盛和夫氏/JALフィロソフィ―から厳選3選

こんにちは、tomozoです。

 

今回は、原栄次郎氏著「心は変えられる」を

現役エンジニア目線で解説します。


この記事は、

  • 会社の将来が心配な人
  • 社員の意識改革が必要と考えている人
  • 自分自身が仕事にやる気が出ない人

向けの記事です。

 

「意識改革」社会人をしていると時々聞く言葉です。

若い社員の意識を変えないといけない

ベテラン、中堅社員の意識を変えないといけない

管理職の意識を変えないといけない

とにかく社員の意識を変えないと会社が変わらないと嘆く

経営者や管理職の方がたくさんいます。

 

以前、私自身も意識改革という名目で上司から

色々と勉強の場をいただいたことがあります。

 

人は変化が嫌うようにできていますし、

大人になると固定概念が出来上がっているので

なかなか人の意識は変わらないからと

はなから諦めている人もたくさんいます。

しかし今回紹介するJALの再生の物語では、

社員の意識改革に成功し、現在会社が復活しています。

 

社員が意識を変えることで倒産した会社でも

復活していくことができます。

せっかく一日の大半を過ごし、

人生の多くを過ごす自分の会社ですから、

いい環境で気持ちよく働きたいですよね。

 

この記事を読めば、

JALフィロソフィー3選

が分かるようになります。

 

それでは早速解説を始めます。

 

本の概要

本の概要は以下です。

著者 原栄次郎氏
ページ数 250ページ
発行日 2013年4月
価格 1650円

私自身、会社・職場をどうすれば良くなるか考える機会があり

JAL再生を成し遂げた稲盛氏に興味をもって

調べていくうちに本書にたどり着きました。

発行は結構前ですが、基本的で普遍的な内容なので

時代や職場に関係なく当てはまることが多く

とても参考になりました

 

ページ数はそこそこありますが、

談話もたくさん盛り込まれているので

とても読みやすいです。

 

著者 原栄次郎氏

  • 1956年生まれ
  • 佐賀県出身
  • 慶應義塾大学経済学部卒
  • ダイヤモンドオンライン編集長歴任

 

JALフィロソフィ―から厳選3選

本書で紹介されたJALフィロソフィーは40項目あり、

いずれも素晴らしい内容となっていますが、

今回はこの中から厳選して以下の3つを紹介します。

  • 感謝の気持ちを持つ
  • ベクトルを合わせる
  • 楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する

一つずつ解説していきます。

 

感謝の気持ちを持つ

普段当たり前のように仕事をしていて、

しんどいなつらいなと感じることもあります。

しかし、仕事・会社があってこそそう感じつつも

毎日が過ごせるわけです。

 

急に明日から仕事がなくなります、

勝手に好きなことをして下さいと言われると

困ったり文句を言ったりするでしょう。

 

会社や仕事に感謝する気持ち、謙虚になる

気持ちを持つようにしましょう。

仕事をさせていただいていると極端にへりくだる

必要はありませんが、仕事をしてやっていると

おごってもいけません。

 

JALは倒産を経験して社員の意識は変わったそうです。

大企業や安定している会社にいると

甘い意識を持ってしまいがちですが、

自分に厳しくする気持ちを忘れないようにして

感謝の気持ちを持つようにしましょう。

 

ベクトルを合わせる

社員のベクトルを合わせることはとても大事です。

 

例えば、アメリカに飛行機で行きたい人と

日本国内にマイカーで行きたい人が一緒に

旅行に行くと決めた時、どちらかが

相手に合わせるか妥協点を探さないといけません。

 

これは極端な例ですが、会社でも社員の価値観や

ベクトルが異なると一緒に仕事をしていても

いい関係にはなれません。

難しいことに挑戦して全速力で仕事を仕上げると考えている人と

自分できる範囲のことを自分のペースで仕事がしたい人と

一緒のチームになると衝突が発生します。

 

これは個人レベルの話ですが、

会社の方向性でも、ただひたすらに利益だけ上げるのか

世の中にないサービスを提供することを目指すのかなど

色々な理念があります。

 

会社・組織・チームは理念やビジョンを明確にし、

みんなで共有して、同じ気持ちでそこに向かってこそ

気持ちよく仕事をすることができます。

 

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する

構想、計画、実行どんな気持ちで取り組んでいますか?

 

エンジニアの仕事をしていると

このフィロソフィ―と真逆のことをしている場合があります。

楽観的に計画(まぁこれくらいの日程でできるだろう)

悲観的に実行する(全然思ったように進まない、こんなことが起きたらどうしよう)

 

あれもこれもしないといけないから

これくらいはかかるだろうなときっちりと計画する

ことはモノ作りには必要です。

それでも日程は思うようにはいかないものです。

だから計画・日程なんて意味がないというベテランもいますが、

計画や日程がないと、順調なのかそうじゃないのか誰もわかりません。

 

誰もがそうですが、日程・納期って好きではないですよね。

tomozo

私自身そうです

ただ納期がないと仕事ではないのも事実です。

やりたいときにやりたいことをやって

できた時が納期なんていうのは趣味です。

そしてそういうものは、未完成のまま終わるか

中途半端な結果で終わります。

 

中にはそういうぬるま湯の職場もあるようですが、

おそらく社員のモチベーションも低く

活発な職場ではないでしょうね。

 

良い職場、環境を作るためにも

構想、計画、実行時に意識しましょう。

 

感想

個人的にちょうど読みたいタイミングで

読みたい内容の本だったのでとても参考になる内容が多かったです。

今回はかなり厳選して紹介しましたが、

もっとたくさんの考えさせられることが記載されていました。

 

意識改革って結局精神論、そんなことするより

行動しろ、1円でも稼げっていう考えの

経営者や管理職の人もいます。

しかし、社員はロボットや奴隷ではありません。

心があり、自分の考えをしっかりと持っています。

 

嫌なら辞めろっていうような職場では

今時の若い人はついてきません。

簡単に辞めていきます。

 

今は本当にたくさんの仕事があり、

一生一つの職にしがみつく時代ではありません。

 

私は経営者や管理者ではありませんが、

いい職場ってなんだろう、どうすれば作れるのかな

って考えながら読み進めることができました。

 

10点満点で評価すると、

総合点 9点
おすすめ度 9点
読みやすさ 9点

 

まとめ

JALフィロソフィ―から厳選3選

  • 感謝の気持ちを持つ
  • ベクトルを合わせる
  • 楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する

 

今回はJALフィロソフィ―について

ベテランエンジニア目線で解説しました。

心を変える、意識改革って難しいテーマですが、

できないことはないと考えることができました。

とてもおススメの本なので是非一読

してみてください。

 


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