こんにちは、tomozoです。
今回は、私の資産運用の柱の一つ
「優待クロス(つなぎ売り)」について解説します。
tomozo
ちょうど「優待クロス」「つなぎ売り」などの言葉で検索して
調べられているところではないでしょうか?
この記事では
- 優待クロスって何?
- 優待クロスってどうやるの?
って疑問を持っている初心者の方向けに
できるだけ分かりやすく基本的なことを説明します。
投資初心者あん
優待クロスを知れば、
株主優待を安い費用で手に入れてお得に生活でき、
こんなお得な世界があったんだ!って家族にも喜ばれますよ。
銀行預金などで眠らせているお金があるのなら
やってみないと損ですよ。
この記事を読めば、
- 優待クロスとは何か
- 優待クロスの概要
- メリットとデメリット・リスク
が分かるようになります。
それでは一つずつ紹介していきます。
目次
優待クロス(つなぎ売り)とは?
そもそも優待クロスって何?っていうのが、
初心者の方が持つ最初の疑問です。
優待クロスやつなぎ売りは、証券会社のサイトでは
つなぎ売りっていうことのほうが多いですがどちらも同じ意味で使われます。
今回は優待クロスって言葉で説明していきます。
つなぎ売りとは、
持っている株の株価の下落が予想される場合に、
持っている株の現物を売らずに、
信用取引で空売りをすることによって値下がりのリスクを回避しようとする手法のことです。
投資初心者あん
簡単に言えば
- 現物買いと信用売りを同じ価格で行う(クロス注文)
- 売った株を現物株で返済(現渡)する
- 株価の変動による損失なく手数料だけで株主優待をもらえる
ことって理解でOKです。
株取引をしたことのない方だと、
「現物」「信用取引」「空売り」といった言葉の意味が分からないのではないでしょうか?
※現物:実際に持っている株のこと
※信用取引:株式や現金を担保として証券会社からお金を借りて株式を買ったり
株券を借りてそれを売ったりする取引のこと
※空売り:証券会社から株を借りて売却するところから取引を始めて、
その後株式を購入することで返済する仕組みのこと
難しい言葉が出てくると、それだけでやめとこうとか
なんか怖そうってなってしまいますが、
単語の意味をすべて知らなくても優待クロスは始められますので、
やりながら少しずつ覚えて行けば全然問題ありません。
tomozo
手始めのステップとしては、
- だいたいの流れを理解する(言葉の意味は分からなくてもOK。やってるうちにすぐに覚えます)
- 実際に一つだけ単価の安い(株価1000円程度)・欲しいと思う銘柄で優待クロスをやってみる
から始めれば問題ありません。
優待クロスって何をすればいいの?
優待クロスを行うには次のことを行いましょう。
準備すること
- 証券会社に信用口座を開設
- 証券口座に資金を入金
毎回やること
- 信用売り注文
- 現物買い注文
- 権利落ち日以降に現渡注文
以上のことを行えば株主優待をもらうことができます。
株主優待ってどんなものがもらえるの?
優待クロスの目的は株主優待をもらうことです。
投資初心者あん
大きく分けると次のようなものがもらえます。
- 自社・関連会社のサービス優待券(割引券や食事券など)
- カタログギフト・ネットギフトポイント
- 金券(Quoカードなど)
- 品物(自社商品やお米など)
どれも手に入れると日常生活に使えて助かるものがたくさんあります。
tomozo
優待クロスは、この3点に注意!
優待クロスをする際に以下の3点に注意しましょう。
- 信用口座開設が必要
- 費用がかかる
- 銘柄が限られる(長期保有)
信用口座開設が必要
証券会社には一般口座と信用口座というものがあります。
一般口座はほとんどの人が簡単に開設できます。
それに対して信用口座は優待クロスをするうえで必須の口座なのですが、
開設の際に株取引の経験有無の確認などがあります。
信用取引は貸し借りを行い、
口座に入れているお金以上の取引ができるため
未経験者が誤った取引をすれば借金をすることもあります。
ですから、証券会社もはじめから信用口座の開設を行う設定には
なっていません。
tomozo
費用が掛かる
優待タダ取りなんてうたい文句も見かけますが、
優待クロスには費用が掛かります。
具体的には
- 現物購入費用
- 信用売り費用
- 賃株料
- 現渡費用
などがあります。
また、証券会社によって手数料は異なります。
ただでもらえると思っていたのに、
もらえる優待以上の費用が掛かっちゃったなんてことの無いように
注意してください。
銘柄が限られる(長期保有)
株主優待を設定している銘柄であれば、
誰でも優待クロスできるかといえばそうではありません。
一般信用売りには証券会社ごとに数の限りがあり、人気の銘柄になると
争奪戦になります。
早くクロスすれば、それだけ長い賃株料を払わないといけないので
費用が掛かります。
また、最近は優待クロスをする人も増えてきたので、
一般株主に配慮して、1年間保有などの長期保有条件をつけている銘柄もあります。
この辺りは情報収集をしておかないと、取り逃したり、
せっかくクロスしたのに優待がもらえないなんてことになるので
注意が必要です。
おすすめ証券会社3社
私がまずおすすめする証券会社は以下の2社です。
- SMBC日興証券
- 楽天証券
おすすめする理由は、どちらも費用が安いです。
ただし、安い分ここを狙う人が多いので在庫はなくなるのも早いです。
IPOの記事でも紹介しましたが、
SBI証券にも口座を作っておいて、
IPOの合間に取れなかった優待銘柄をクロスすれば、
資金を遊ばせずに効率的に使えますよ。
過去のIPOの記事はこちら

優待クロス未経験者が抱く疑問
優待クロスをしたことがない初心者の方が抱く質問に答えたいと思います。
①結局儲かるの?絶対損しないの?
優待クロスは配当をもらえないので、現金の儲けはありません。
あくまでも手数料を証券会社に払って、
手数料より価値のある株主優待品をもらうのが目的となります。
だいたい
数百円程度の手数料で数千円程度の優待をもらえる
って感覚です。
信用取引の注意でも説明したように、株を借りて取引するので
賃料が発生します。
賃料を含む手数料が優待の価値を超えてしまえば、損していることになります。
その他、もらえると思っていた優待が廃止になったり、
長期保有制度導入したりしてもらえなくなる可能性もあります。
最も怖いのはもっていた株の会社が上場廃止・倒産なんてことになったら
かなりの損失になります。
可能性の話を紹介しているので、これだけを読んだら怖いって思うかもしれませんが、
優待を出しているような大きい会社が
いきなり上場廃止や倒産になるリスクはほとんどないと考えています。
②どれくらい手間がかかるの?
実際に時間を測ったことはないですが、
上で説明した「信用売り/現物買い」と「現渡」手順だけなら数分の作業です。
一番手間がかかるのは在庫の確認といつクロスをするかを
調べて考える時間です。
人それぞれやり方や考え方が違うので一概に言えませんが、
私の場合、1銘柄当たり30分はかけているかなぁという感じです。
tomozo
リアルタイムでTwitterやブログで情報を発信している方も多数いらっしゃるので
そういった情報をみると時間の節約になります。
③いくらあればできるの?
信用取引には最低30万円くらいは入金しておく必要があります。
例えば1000円の銘柄を100株クロスするには
1,000×100=100,000
現物買いと信用保証金として
100,000×2=200,000円
なので余裕を見て最低50万円くらいは入れておくと安心です。
50万円を銀行の普通預金0.001%に1年間預けても利息は5円です。
1件クロスすれば、すでにそれ以上の価値が得られます!
まとめ
優待クロス(つなぎ売り)とは?
- 現物買いと信用売りを同じ価格で行う(クロス注文)
- 売った株を現物株で返済(現渡)する
- 株価の変動による損失なく手数料だけで株主優待をもらえる
優待クロスって何をすればいいの?
準備すること
- 証券会社に信用口座を開設
- 証券口座に資金を入金
毎回やること
- 信用売り注文
- 現物買い注文
- 権利落ち日以降に現渡注文
どんなものがもらえるの?
- 自社サービスの金銭的優待(割引券や食事券など)
- カタログギフト・ネットギフトポイント
- Quoカード
- 品物(お米や自社商品)
優待クロスは、この3点に注意!
- 信用口座開設が必要
- 費用が掛かる
- 銘柄が限られる(長期保有)
おすすめ証券会社3社
- SMBC日興証券
- 楽天証券
- SBI証券
今回は、できるだけ短く大まかに優待クロスの基本情報を説明しました。
いきなり色々知るとしんどくて嫌になりますよね。
今後、各項目をもう少し掘り下げて詳しく説明したいなと思います。
まずは無料の口座開設をやって最低限の準備から始めましょう。
調べている今しないとずっとやらないですよ!
- 人は知ったその時に行動しないとずっと行動しない
- 96%の人は知っても行動しない
そうです。
tomozo
できるだけ正しい情報を書いていますが、もし間違いがあれば
ご指摘してもらえると助かります。