こんにちは、tomozoです。
今回は、
リンダ・グラットン、アンドリュースコット著
「LIFE SHIFT(100年時代の人生戦略)」
について解説します。
この記事は
- 働き方を変えたい人
- 人生を見つめなおしている人
向けの記事です。
人生100年時代って考えると
とても長いですね。
医学の進歩や食生活の変化により
先進国の平均寿命は延びて、
今では100歳近く生きる人も珍しくなくなっています。
100歳まで生きるとなると60歳まで働くなど
今まで常識とされてきた人生設計では成り立たなくなっています。
tomozo
この本を読めば、人生設計のヒントになることが
いくつか書かれています。
本書の要約などは、その道の方のサイトに譲り、
この記事では、私が感じたポイントを解説します。
サラタメさんの動画はとても分かりやすいのでお勧めです。
この記事を読めば
- 本書の概要
- 重要ポイント
が分かるようになります。
それでは早速解説を始めます。
目次
本の概要
本の概要は以下です。
著者 | リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット |
ページ数 | 399ページ |
発行日 | 2016年11月 |
価格 | 1980円 |
かなり分厚い本で、絵も少なくて文字も小さめです。
読むのには結構時間がかかります。
言いたいことを色々な角度から書いてあるので、
少しくどく感じる箇所もありました。
著者
リンダ・グラットンとアンドリュー・スコット
というロンドンビジネススクールの教授2名の共著です。
リンダ・グラットン氏は「Thinkers50」など
世界的に色々な賞を受賞されています。
3つの要点
私がこの本を読んで考えさせられたことは、
以下の3つです。
- マルチステージ
- 有形資産と無形資産
- 時間の使い方
一つずつ解説していきます。
マルチステージ
今までの世界では
教育・仕事・引退という3つのステージでしたが
人生100年時代になると
これらが繰り返されるマルチステージになる
と言われています。
日本であれば22歳くらいまで大学生
そこから60歳まで働いて
老後20年で天寿を全うするという生き方が一般的でした。
しかし寿命が延び100年時代になると
70歳、80歳まで健康な限り働き、そのためには
もう一度若い頃に学んだ知識だけでは足りないので
途中でもう一度学びなおしが必要になります。
確かに、エンジニアをしている私自身
どんどん生まれる新しい技術を学び続けないと
時代や若い人に置いていかれると感じています。
このように考えればしんどく感じる人もいるかもしれませんが、
40歳くらいまで働いて、数年間もう一度学ぶ期間があり
もう一度新しいことやより高いことに挑戦できると
考えたら悪くないのではないでしょうか?
その間に少し充電してリフレッシュしても問題ありません。
有形資産と無形資産
本書では資産は有形資産と無形資産があり
それらはトレードオフの関係ではあるけれど
両方の資産を充実させて、バランスを取って
相乗効果をねらうことが必要であると紹介されています。
- 有形資産:お金など金銭的価値のある資産
- 無形資産:友人関係や知識や健康など形のない資産
有形資産はお金など金銭的価値のある資産のことで
いわゆる一般的に「資産」といわれて思う浮かぶものです。
それに対し無形資産とは友人関係や知識や健康のことです。
これらは放置していたら一瞬ではないですが、
徐々に価値を失っていきます。
例えば、年を取ると全然連絡を取っていない友人が
増えてきます。
いざ連絡を取ろうとしても、何を話していいか分からない
また今度でいいかとなりどんどん疎遠になっていきます。
知識も新しいことを吸収してリフレッシュしなければ
古びて使い物にならなくなります。
こういう意味で資産と理解できるのではないでしょうか?
私自身、金銭的価値のある有形資産ばかりに意識をとられずに
無形資産も意識していきたいです。
時間の使い方
人生100年時代になると余暇時間が増えます。
その時間をどのように使うかが重要で、
レクリエーションに使ってもいいのですが、
自身の教育への投資が必要になります。
本サイトでも学習の重要性は何度も書いています。
![](https://tomozo-blog.com/wp-content/uploads/2020/07/015f6e458f967e6eef4b70c9f34ecdf5-520x300.jpg)
学習なんて嫌い、子供の時だけで十分という
時代ではなくなってきます。
自分をアップデートするために時間を使うようにしましょう。
アクセクと毎日頭を使わず働く時代は終わりです。
このページを見て下さっているあなたなら
きっと大丈夫です。
自分が興味を持てること、
ずっとやってみたかったことに挑戦する
時間の使い方をしていきましょう。
感想
なかなかボリュームがあり読み応えのある本でした。
内容的には後半は少し同じことの繰り返しのように感じたので
前半を読んで理解し、実践すれば
いいのかなと感じました。
色々な考え方はありますが、
ますます長い人生になってくるので
親世代の価値観、考え方では通用しなくなってきます。
例えば投資でも、バブル前は貯金だけしておけばよかったのが
今は貯金だけではお金を増やすことはできません。
働き方も3ステージではなくマルチステージとなります。
いい大学を出ていい会社に入れば一生安泰ということはありません。
私自身はもう一度学びなおして新しいことに挑戦する
ちょうどいいタイミングと感じたので
本書に今巡り合えて良かったです。
10点満点で評価すると、
総合点 | 8 |
おすすめ度 | 8 |
読みやすさ | 6 |
まとめ
Life Shiftの3つの要点
- マルチステージ
人生の途中で学びの期間が必要
新しい仕事に挑戦できる
- 有形資産と無形資産
- 有形資産:お金など金銭的価値のある資産
- 無形資産:友人関係や知識や健康など形のない資産
どちらも放置せずに育てることが大事
- 時間の使い方
余暇時間が増えるのでどう使うかが大事
自分への教育投資を惜しまない
本はとてもコスパのいい学習です。
数千円で色々な人が何年もかけて考え付いたことを
数時間で吸収することができるからです。
本書では色々なことが書かれていたので
どの世代の人も一読の価値はあります。
このサイトでは学校で教えてくれない資産運用について
紹介しています。
自分がやりたいことをできるように行動していきましょう。
![](https://tomozo-blog.com/wp-content/uploads/2020/10/52520222fd507c8ca352a9b17b9bb6d3-520x300.jpg)
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